敵対組織(星環《エクリプティック》) 本作における敵対組織「星環《エクリプティック》」は、キリアン=バティストゥータを中心とする反体制勢力を主軸として構成される。単なる犯罪組織や武装集団ではなく、発症者差別、国家による情報統制、約200年前の凶薬開発とその隠蔽に対する反発から生まれた思想勢力としての側面を持つ。 表向きには発症ドラッグの流通、能力犯罪の誘発、HALOおよび国家機構への攻撃を通じて秩序を破壊する勢力として認識されるが、その根底には「発症者と非発症者の分断を終わらせる」という極端な理想が存在する。
概要
敵対勢力の中心にいるのは、キリアン=バティストゥータである。キリアンはHALO出身者であり、総監アブエロ=クーパーの同期にあたる。HALO時代に凶薬開発施設の跡地へ到達し、約200年前に国家が進めていた凶薬開発と症能因子拡散の真実を知ったことで、ネアルカ連合国の体制そのものに反旗を翻すに至った。 その後、キリアン=バティストゥータを頂点として、組織「星環《エクリプティック》」と、その中核を成す黄道十二星座を冠する幹部集団「十二宮」が形成される。十二宮はキリアン陣営の中核戦力であり、各員が高い戦闘能力と独自の症能を持つ。
キリアン=バティストゥータ
身長184cm 10月17日生まれ。78歳(作品開始時点)。ナナリー=キャンベルの能力により老いが停滞している。
反体制勢力のリーダー。元HALO所属。
HALO出身の人物であり、後に反体制勢力のリーダーとなる。本作における敵対勢力の中心人物で、約200年前の凶薬開発と国家による隠蔽の真実へ到達した数少ない存在の一人。実年齢は78歳で、アブエロ=クーパーと同世代にあたる。ナナリー=キャンベルの能力によって老いが止められているため、外見は壮年期に留まっている。普段はどこか戯けたような態度を崩さず、肩の力の抜けた軽口すら似合う人物として振る舞っている。争いそのものを好んでいるようには見えず、場の空気を外したような余裕を見せる一方で、その実、状況判断と洞察に優れ、必要とあれば情や流儀を切り捨ててでも目的を優先する冷徹さを持つ。表面的には掴みどころのない男として映るが、思想と行動原理には一貫性があり、周囲には底知れない危うさを感じさせる。HALO時代はアブエロ=クーパーと同期であり、真実を知った後は正攻法による公表を試みたが、国家によって抑え込まれた。
症能名:キング・ミスト
冷気によって対象を凍結させる能力。冷気そのものを攻撃として放ち、対象や周囲を物理的に凍らせることができるほか、物質・現象・状態に対して作用する概念的な凍結も行う。
【技一覧】
未設定
キリアンが求めるものは「平等」である。万物を凍結させる症能を持ちながら、発症者と非発症者の間に横たわる差別や軋轢そのものは止めることができなかったことも、彼の思想形成に影響を与えたとみられる。その思想の核には、発症者と非発症者の間に横たわる差別構造を解体し、人間を同じ地平へ引きずり下ろすことで不平等そのものを消し去ろうとする発想がある。全人類を発症者へ近づけるという極端な手段も、彼にとってはそのための方法論の一つに過ぎない。発症者と非発症者の境界を破壊することによって社会構造を変えようとする点において、その思想は一貫している。飄々とした言動とは裏腹に、その行動原理は明確であり、必要とあれば冷酷な決断も躊躇しない。 第一部終盤には、約200年前の真実を全世界へ同時に暴露し、国家秩序を根底から揺るがす。その直後、HALO本部を襲撃し、総監アブエロ=クーパーを倒すことで、国家とHALOの関係を決定的に破断させる。
十二宮
十二宮は、星環《エクリプティック》におけるキリアン直属の幹部集団である。黄道十二星座に対応する12人で構成され、各員が高位の症能を持つ。単に順番に撃破される敵集団ではなく、複数戦線へ同時に干渉し、物語全体へ継続的に圧力をかける存在として位置づけられる。 HALOとの戦いにおいては、直接的な戦闘だけでなく、内部潜伏、攪乱、発症ドラッグ流通への関与、施設襲撃などを通じて組織全体へ打撃を与える役割も担う。
所属人物
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28歳。
巨蟹宮
十二宮の中でも人望が厚い“姐御”格に位置する女性。落ち着きがあり、後輩や弱者には柔らかいが、敵に対しては容赦がない。感情を爆発させるのではなく、深く沈んだ怒気を漂わせるタイプであり、姉御肌の強さと静かな狂気を併せ持つ。
症能名:ソウル・シーザー
五感断絶・感覚切断操作に分類される症能。相手の五感を切断し、肉体は傷つけずに「斬られた感覚だけ」を脳へ与える。外見上は格闘で殴打や蹴撃を行っているだけに見えるが、実際には脳内にのみ切断が生じており、深度も皮膚・筋肉・骨レベルまで調整可能である。視覚、聴覚、痛覚、触覚、味覚を個別に断つことができ、一対一に極めて強い一方、肉体強化系の純パワータイプにはやや相性が悪い。
【技一覧】
静域(サンクチュアリ) 五感をゆっくり剥がしていく領域技。
視覚、聴覚、触覚、痛覚の順に感覚を落としていく支配空間である。
心断(ミラージュ)
基本手刀。触れただけで「斬られた錯覚」を脳に走らせる、最も軽量で扱いやすい基礎技である。
心断”月”(ミラージュ”ルナ”)
弧を描く回し蹴り。月弧状の切断感を脳に刻み込む。
心断”雨”(ミラージュ”ジュビア”)
細かい連続蹴り。雨のように多方向から斬感を連続付与する。
心断”雷”(ミラージュ”トゥルエノ”)
かかと落とし。落雷のように鋭い縦方向の深層切断感を与える。
心断”嵐”(ミラージュ”トルメンタ”)
逆立ち回転蹴り。360度に暴風のような斬感を撒き散らす複数戦向けの技。
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獅子宮
二宮の中でも突出した純近接破壊力を持つ戦闘員。巨大な体格と異常強度の肉体を組み合わせた正面突破型のファイターであり、粗野で戦闘志向が強いが、無意味な破壊は行わず任務には忠実である。強敵との対峙を好む傾向があり、戦闘者としての一貫した価値観を持つ。作中ではイスカ=ヴライカの重要な因縁相手の一人であり、初戦では圧倒的な力量差を見せつける。
症能名:ゴールド・ファング
生体構造変換型症能。筋繊維、骨格、皮膚の三層が密度増加と金属質変換を起こし、殴打、踏み込み、保持力を飛躍的に強化する。皮膚表面も金属に近い組織へ変質するため、打撃・斬撃・火力に対する防御力も高い。一方で、密度過多ゆえに内部からの衝撃には弱点を抱えており、この点がイスカによる攻略の決定打へ繋がる。
【技一覧】
武装羅(バサラ)
拳、腕、脚など特定部位を瞬間的に金属化し、硬度と重量を強化する基本技。全ての攻撃の起点となる。
金光粉砕(パウンド・レイジ)
金属化した拳による怒涛の連打。一撃の重量と連続性が高く、接近戦での制圧力に優れる。
金光轟撃(パウンド・ドミネイト)
密度と重量を一点に集めて叩き込む主力重撃。破壊力は十二宮でも上位に位置する。
金光堕落(パウンド・デストロイ)
相手を掴み、地面や壁へ叩きつけて粉砕する投げ技。接触した瞬間に金属化が加わるため拘束力も高い。
金光夜叉(パウンド・ランチャ)
腕を巨大で異常硬度の金属へ変形させ、殴打、薙ぎ払い、射撃的な振り回しを行う高威力技。
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身長178cm 4月1日生まれ。24歳(作品開始時点)
白羊宮
明るく人当たりのよい言動を見せる一方で、感情や痛みの受け取り方がどこか根本的にずれている人物。悪意よりも欠落に近い危うさを持ち、その自然な振る舞いが周囲には不気味さとして映ることもある。
症能名:イリュージョン・シープ
大量の幻影分身を生成し、戦場を群れのように埋め尽くすことで本体判別を困難にする。
【技一覧】
未設定
身長205cm 5月6日生まれ。32歳(作品開始時点)
金牛宮
感知と探査に優れ、索敵や戦場把握を担う。歩く要塞のような重装型で、上半身偏重の巨体と人間味を排した無機質な頭部を持つ。軍用ジャケットを思わせる重装を纏い、威圧感のあるシルエットが特徴。少年時代、発症が判明したことをきっかけに家庭内で激しい暴力を受け、両親から遺棄された過去を持つ。発症者を身内に持つことで自分たちまで差別を受けることを恐れた親は、HALOなどの保護機関へも連絡しなかったとされる。その際に顔面へ深い傷や火傷を負っており、現在の完全閉鎖型の頭部装備は、その傷痕を隠すためのものでもある。破壊衝動そのものを抱えているわけではなく、重装化した外見や戦い方は、傷つけられないための防衛としての性格が強い。
症能名:ブルブ・レーダー
電磁波を用いて生体反応やエネルギー反応を探知する能力。索敵や戦場把握を主用途とする一方、金属片や装備を電磁砲のように射出したり、拳打へ砲撃じみた威力を与えたりすることもできる。また、電磁場による偏向障壁や、一時的な固定拘束にも応用される。
【技一覧】
(未定)
広域に電磁波を走査し、生体反応やエネルギー反応を捉える基本運用。遮蔽物越しの位置把握や、不意打ちの察知に用いられる。
(未定)
金属片や弾体を電磁砲のように射出する攻撃運用。重装の見た目に反して、中遠距離から高威力の直線攻撃を放つ。
(未定)
拳や腕部の装備へ砲撃じみた威力を与える近接運用。重量級の殴打に電磁的な推進を重ねることで、極めて高い打撃力を生む。
(未定)
前方へ電磁場を展開し、飛来物や攻撃の軌道を逸らす防御運用。完全な遮断ではなく、直撃を避けるための偏向障壁として機能する。
(未定)
装備や足場を介して相手の動きを一時的に封じる拘束運用。金属を含む武器や装備に作用した場合、より高い拘束効果を発揮する。
ナナリー=キャンベル
身長167cm 9月16日生まれ。外見年齢は28歳前後。自身の能力の影響により老いが停滞している。
処女宮
キリアンの側近の一人。前線で暴れる戦闘員というより、陣営全体の維持や安定に深く関わる立場にある。静かで感情を大きく表に出すことは少ないが、長い時間を通じてキリアンの思想や本質を理解したうえでその傍らに立っており、「先生」という呼称にも崇拝ではなく静かな敬意が滲む。
症能名:ミレニアムーン・メイデン
停滞と時間操作に関わる能力。人物に対しては老化進行を止めることしかできないが、無機物に対しては時間経過を操作することが可能であり、投擲物を空中で停止させてから再加速させるようなトリッキーな運用や、建造物を急速に老朽化させて崩壊へ導くこともできる。キリアンや自身の老いが停滞しているのもこの能力による。
【技一覧】
星蝕(ポーズ)
無機物の時間を一時的に停止させる技。投擲したナイフや瓦礫、落下物などを空中で静止させるほか、機械や仕掛けの可動部を止めることもできる。
再輝(レクチュール)
停止させていた無機物の時間を再始動させる技。空中で止めた投擲物を任意のタイミングで再び動かし、罠や奇襲に転用する。
星壊(エフォンドルマン)
無機物の時間を急速に進め、老朽化・風化・崩壊を引き起こす技。建物や足場、武器、機械などに用いられ、一気に破損や倒壊へ導く。
極星座標(スターブル)
対象の状態を停滞・維持させる技。人物に対しては老化進行の停止にしか作用しないが、無機物に対しては崩れかけた構造物や壊れかけた物体を一定時間その状態のまま留めることができる。
天体加速(プレン ガズ)
無機物の時間経過や運動を加速させる技。投擲物の速度や落下速度を引き上げるほか、回転体や可動機構を危険域まで加速させて破壊力を増す。
身長182cm 10月7日生まれ。68歳(作品開始時点)
天秤宮
十二宮の中では年長者にあたる人物。理知的で威圧感のある老人であり、感情を表に出すことは少ない。若年層とは異なる重々しい気配を持ち、物事を測り、見極めた上で行動する姿勢を見せる。
症能名:グラヴィティ・バランス
対象に「重さ」を付与する能力。人物や装備へ作用させて拘束・鎮圧するほか、足場・構造物・空間へ重さを与えることで沈下、崩落、圧壊を引き起こす。
【技一覧】
宣告(センテンス)
対象へ重さを付与し、動きや姿勢を奪ってその場に縫い止める制圧技。人物だけでなく装備や武器に対しても作用する。
堕盤(ウアタイル)
足場や一定範囲の空間へ重さを与え、床面の沈下や構造物の崩落を引き起こす技。進行経路の封鎖や高所からの落下誘発にも用いられる。
惨苦(サンクション)
重さを一方向へ偏らせ、対象を横合いから叩きつける高威力技。防御の上から体勢ごと崩し、圧壊に近い打撃を与える。
身長186cm 11月13日生まれ。27歳(作品開始時点)
天蝎宮
刺々しく攻撃的で、危うい熱をそのまま抱えた人物。荒々しく見えるが単なる粗暴さではなく、壊し方そのものに歪んだ美意識を感じさせる。普段は仕込み刀や蛇腹剣を用い、粗雑に暴れ回るように見せながらも、本命の一撃だけは異常な精度で急所や関節を狙う。
症能名:ナイトメア・スコーピオン
傷口から侵食する特殊な毒により、対象の体内の水分を徐々に奪い、肉体を乾燥・砂岩化させる能力。進行した部位は白くひび割れ、最終的には砂の彫像のように崩壊する。無機物にも一定の影響を与えるが、主として生体に対して用いられる。
【技一覧】
砂岩の彫刻(ドライ・モニュメント)
蛇腹剣の先端で標的の肌を正確に貫く基本技。刺された箇所から乾燥とひび割れが広がり、生きたまま石像のように硬化・砂岩化していく。
終末の砂美術館(ラスト・ガレリア)
剣を地面へ突き立て、周囲一帯の水分を大地ごと奪い去る大技。地表はひび割れた不毛の砂地へ変わり、巻き込まれた対象は乾燥・砂岩化しながら崩壊へ向かう。
身長183cm 12月9日生まれ。26歳(作品開始時点)
人馬宮
軽やかで人当たりもよく、貴公子然とした振る舞いを崩さない人物。表面上は洒脱で掴みやすく見えるが、倫理や距離感の軽さがかえって不穏さを生んでいる。
症能名:ローズ・アーチャー
空気中の水分を収束・圧縮し、赤い光矢として形成して射出する能力。生成した矢は軌道操作や追尾が可能で、複数の矢を一点へ集中させて撃ち抜くこともできる。
【技一覧】
装天・徒花(そうてん・あだばな)
弾道を曲げて対象を追尾する技。回避した相手の死角へ回り込むように軌道を変え、追い詰める。
装天・散華(そうてん・ざんか)
多数の矢を一度に放ち、それぞれの軌道で対象を追尾する技。
装天・一輪(そうてん・いちりん)
直線的に高威力の一発を放ち、対象を撃ち抜く技。複数の矢を一点へ集中させることで、鋭利な貫通力を生む。
装天・矢継(そうてん・やつぎ)
直線的な弾道で、高速度の矢を連続して撃ち出す技。牽制、制圧、追撃のいずれにも用いられる。
装天・神射万華(そうてん・しんしゃばんか)
無数の矢を一本の極太の光条へ高密度に圧縮し、直線状に撃ち抜く最大出力技。射線上の対象をまとめて貫通する。
身長184cm 1月6日生まれ。31歳(作品開始時点)
磨羯宮
丁寧で上品な物腰の奥に、薄気味悪さを隠し持つ攪乱役。紳士的に振る舞いながらも底が見えず、戦場では他者の姿や力さえ借り物のように扱って状況をかき回す。極度の偏食家としても知られる。
症能名:エスケープ・ゴート
他者になり変わる能力。観測だけで把握した相手には表層的な変身に留まるが、接触や毛髪・皮膚片など対象の一部を取り込んだ場合には、より深い水準でその人物へ擬態できる。変身の精度に応じて、相手の症能も一定範囲で再現可能となるが、あくまで「その人物になり変わった結果」として扱われ、完全な再現には至らない。出力・精度・継続時間はいずれも本来の使い手に及ばない。
身長169cm 2月8日生まれ。30歳(作品開始時点)
宝瓶宮
研究・分析・薬品調整を担う科学者的立場の人物。キリアン陣営の研究部門を支える存在であり、発症ドラッグの解析・量産にも深く関与している。知性と美貌を備える一方で、観察対象への距離感は壊れており、倫理よりも再現性や有効性を優先する傾向が強い。
症能名:ウォーター・ガール
酸性の液体そのものとなり、腐食、侵入、解析を行う。液状化による移動と浸透に優れ、研究用途と戦闘用途の両面で機能する。対象の表面や内部へ浸透し、物質の組成や反応を探るような運用にも長ける。
【技一覧】
サワー・ランウェイ
全身を酸の液体へ変え、物理攻撃をぬるりと受け流しながら床を滑走する移動・回避技。移動の軌跡に薄い腐食面を残し、敵の足場や進路を乱す。
劇薬シャワー(ウェルカム・シャワー)
自身の身体を酸として上空へ打ち上げ、広範囲に腐食性の雨を降らせる広域攻撃。浴びたものは装甲・武器・床・壁ごとじわじわと侵される。
毒味弾(カクテル・ガン)
敵の装甲や武器の材質を観察し、それに合わせて酸の性質を切り替える遠隔攻撃。調合した強酸を弾丸のように射出し、金属・岩石・繊維・外殻などを相手に応じた“劇薬”で撃ち抜く。
超愛実験室(マッド・ラボ)
床面を酸で溶かして泥濘状に変え、相手の足元や装備を癒着させる近接・罠技。動きを封じた対象を逃がさず、観察対象として追い詰める。
暗幕(ケミカル・カーテン)
炎やエネルギー攻撃へ自身の酸をぶつけ、中和反応によって泡状の幕へ変えて勢いを殺す防御・相殺技。前方へ白い化学反応の幕を張るように展開し、攻撃を崩して無力化する。
身長177cm 3月13日生まれ。25歳(作品開始時点)
双魚宮
静かに壊れているような危うさを持つ異形の戦闘員。情緒が不安定というより、生身と自己像の輪郭が曖昧で、何を感じているのか掴みにくい不穏さがある。生気が薄く病弱そうな雰囲気を漂わせる一方、ときおり拍子抜けするような軽さを見せる。
症能名:クレイジー・フィッシュ
肉体を自在に変形・分裂させる能力。切断されても各部位は活動を維持し、異形化した肉体として襲いかかる。相手の肉体へ干渉できるのは手のひらで直接触れた場合に限られ、接触した部位の形状や肉の構造を局所的に乱すことができる。
【技一覧】
小水之魚(インスタント・ウォルツ)
肉片から成る魚を一匹、あるいは少数だけ切り離して射出する。直線的に飛ばすだけでなく、不規則に揺れるような軌道を取るため、標的の読みを外しやすい。
浮魚(フラギョ)
切り離した魚を周囲の空間へ留め置く技。接近した相手を自動で襲わせるほか、牽制や防壁としても用いられる。重力に従わず肉片が漂うため、異様な不気味さを伴う。
血魚之殃(ウォーニング・ベル)
自身の肉体の一部を無数の肉片魚へ分かつ一斉攻撃。群れのように押し寄せる肉片魚が標的の退路を塞ぎながら、肉体を削り取る。
呑舟之魚(グランド・ウォルツ)
自身の肉体の一部を切り離して巨大な魚状に膨張させ、対象を呑み込むように押し包む。逃げ場ごと覆い潰し、建造物すら巻き込む。
俎上之魚(コーダ・ウォルツ)
相手へ直接接触し、肉体構造を局所的に乱す近接技。手のひらで触れた部位の形状や肉のつながりが崩れ、正常な動作を損なわせる。
空魚之交(ウォーム・ホール)
肉体を無数の魚へ分解し、敵の攻撃を受け流したのち再結合する技。防御、離脱、位置取りの変更を兼ねている。
